蜂窩織炎

蜂窩織炎【1】

蜂窩織炎

 

 

 

※最後に画像が載っています。人によっては気分を害するかもしれない為、閲覧は自己責任にてお願いします。

きっかけとなった目の充血した日のことは、よく覚えています。

早朝、お腹を空かせ泣いている娘の声で起き、お腹を満たした後パパと2、3分ほど会話をしていました。その数分の間に、娘の左目の目頭(白目の部分)が赤くなっていたのです。
しっかりゲップをさせて横にした後で、パパと会話をしていても娘が視界にいる状態でしたが、目をこする姿は確認できませんでした…
なので、手足をバタバタと元気に動かしていたので、服がかすったり、ぶつけたのかな?と思っていました。

その時わずかですが、出産後…自分の部屋で娘と対面する日の事を思い出しました。
連れてきてくれた看護師の腕の中で眠る娘は、左目だけから大量の目ヤニが出ていて、「赤ちゃんってこんなに目ヤニが出るの?」と驚いて質問した程でした。

一ヶ月検診を終えてからも、左目だけ異様に目ヤニが出ている…という日も数回では無かったので、今回の充血が同じ左目ということで、不安な気持ちを抱えました。

この充血した日は、市のボランティアで母子の健康状態を確認している方がいらしたので(いいタイミングだと思い)病院に行ったほうがいいのか相談してみました。
機嫌がいいので様子を見てもいいのではと言われ、私はハッとしました。
娘の変化した症状にばかり気を取られ、いつも通りニコニコ笑ってる娘の機嫌の良さには気付かなかったので、第三者からの客観的な目線で意見をもらえたこと・今の状況を知ってもらうだけでも安心したのを覚えています。

当時は母乳・ミルクの混合から母乳育児に切り替えた頃でとにかく寝不足で、娘との生活の事は覚えていても家事炊事などをどうやりくりしていたか…全く覚えていません…
初めての子供で(病院に行くとしたら)健診以外では初めての診察になるので、寝不足で視野が狭まっていた私には、親の目ではない冷静な人の意見を貰えたことが気持ちを落ち着ける結果になりました。

しかしその2日後、赤みだけでなく目ヤニも増したので近所の眼科へ向かいました。

念の為に4ヶ月の乳児でも診察してもらえるのか確認の電話をしてから行くと…先生は目元を見て軽く触れ「点眼液をだしておきます」と一言放ちカルテと向かい合ってしまいました。
(あれ?これで終わり?点眼液で様子を見てまた診察に来ればいいの?)と私の頭の中は疑問で頭がいっぱいでした。
先生の次の言葉を待っていたのですが「じゃあ、はい…」と出口に誘導されそうになったので慌てて「充血の原因は分かりますか?」と聞きました。

そして鼻涙管閉塞(びるいかんへいそく)の疑いがある事。その簡単な説明と一歳までにほとんどの子が自然治癒すること、毎日する目頭のマッサージ方法等を教えてもらい、ベガモックス点眼液0.5%を処方され帰宅しました。

点眼液を処方されたことで(これで落ち着くんだ)と安堵する気持ちと、淡々と流れ作業のように説明する先生に正直…若干の不信感が残りました。
今では小さい乳児では検査ができない・だからハッキリとした理由も分からない・乳児は様子を見るしかない。という状況だったと理解できるのですが、当時は説明を受けてはい終わりという流れで心細かったな…と、しんみりした気持ちを抱いていました。

しかし、しんみりとした気持ちもマッサージのやり方を教わると一瞬で消えました。

左目だけ目ヤニが多かった原因が鼻涙管閉塞(びるいかんへいそく)かもしれないと、対処法のマッサージも教えてもらえたことで、早く良くしてあげたいという気持ちが勝ったようです。

ここで鼻涙管閉塞について、私の拙い知識ですが、簡単にお話しさせてください。
(すでに知っている、またはご関心の無い方は読み飛ばして大丈夫です)

目の表面は常に潤っていますが、たくさん泣いた時は涙だけじゃなく鼻水も多く排出されますよね。

まぶたの目頭側、内側に涙点(るいてん)と呼ばれる小さな穴があり、涙はこの穴から涙嚢(るいのう)と呼ばれる袋状の部分を経由し鼻涙管(びるいかん)を通って鼻の奥に流されます。

その鼻涙管が何らかの理由で狭まっていたり塞がっていると、いわゆる目ヤニが多くでる=鼻涙管閉塞が疑われる。ということでした。

鼻涙管閉塞(びるいかんへいそく)と涙嚢(るいのう)と言うワードはこの先何度か出てくるのでざっくりと説明させて頂きました。

 

※私は医療従事者ではありません。あくまでブログを読みやすくする為の補足知識として捉えて頂く為に、当時の担当医や関係者から聞いたことを伝えています。

 

1日3回の点眼後に1分間の目頭のマッサージで経過観察する、とのことでさっそく帰宅後から始めました。
マッサージを続けるごとに治っていくんだという希望から、いざ始めると点眼とマッサージの時間が苦痛になってしまいました…

病院から帰宅したのはお昼だったのですが、娘の左目はマッサージをすればするほど赤みと腫れが増していくように感じ、夜にはマッサージを泣いて嫌がるようになりました。
また翌日には撫でるように触れただけで大声で泣き始め、私の胸は張り裂けそうでした。

この泣き方はあまりにも異常だ!良くなるどころか悪化している!

私の、母親としての勘はそう言っていました。
でも医療関係の人達からしたら私は新米の1児の母。

寝不足で元々目ヤニが多く出る…と不安を抱えていたところに充血+腫れという不測の事態が起きて神経質になっているのかも…と、何が冷静な考えなのか分からなくなりました。

娘の悲痛な鳴き声を聞きすぎて(やっぱり冷静では居られない…)と思った私は、市が提供している24時間受け付けしている医療相談ダイアルにセカンドオピニオンの相談の電話をしました。
この電話は看護師や医師などが対処方法や救急受診するべきかのアドバイス、休日・夜間などの医療関連情報を提供してくれるサービスでした。

…そこで私は担当してくれた女性の方から、鼻で笑われることになったのです。

 

 

※スクロール先に目元の画像があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正面に写っているのが娘が生後4ヶ月過ぎ、充血する前の状態です。

すぐ上のくり抜き写真が病院から帰宅してすぐ。点眼液でマッサージした後の写真になります。
外出したから目ヤニが出たのかな?マッサージで奥に溜まってたのが出たのかな?なんて考えながら写真を撮ろうとしたら、シャッターを押す直前に唾をブブー!と真上に飛ばしてたので顔が唾まみれになっていました。

ちなみに目の上、まぶたの赤みはサーモンパッチです。

右のくり抜き写真が2回目の病院に行く前のものです。
目を細めて笑っている訳ではなく、目頭の下付近が腫れて開きにくくなっている状態です。よく見ると赤くなっているのですが、触ると顔を背けたり明らかに違う泣き方をしていました。

マッサージをすればするほど状況が悪化している…と思わざるを得ない状況でしたが、これから更に悪化していきます…

 

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